もくじ
家畜市場とは
読んで字のごとく牛などの家畜を売買する市場です。
農家の間ではセリ市場と呼ばれ
会話の中でも「明日はセリ行ってくるね!」とか
「明日はセリんかい※△☆」とよく使われます。
※方言をあまり知らない+聞き取れずニュアンスが書けません。。
私の祖父も農家で、サトウキビ畑と牛の飼育(畜産)を行っていました。
沖縄県や宮古島で育てる牛はほとんど肉牛になる黒毛です。
こういう牛ですね
牛乳を出してくれる牛さんがこちら
ホルスタインですね。
子どもの頃は、このホルスタインに憧れていました。
草原+優しい色味だからですかね。笑
黒毛は何か筋肉質で怖いです。。
宮古島の牛はブランド牛?
沖縄県のホームページに記載されていますが
沖縄県は全国4位の子牛生産地です。
沖縄で生まれた子牛のほとんどは、県外の肥育農家に買われ
全国各地のブランド牛になります。
そう、あの有名な松阪牛や神戸牛などもそこで生まれ育った牛ではなく
沖縄やその他の地域から業者が買って
育ててブランド牛にしているのです!
これは意外と知らない事実だと思います。
私も祖父が畜産をしていなければ知らなかったと思います。
宮古家畜市場はこんな場所
平良⇔城辺を行き来する時に使われる城辺線を少し入った場所にあります
地図だとここですね
宮古島の地図を載せていつも思うことは、建物が少ないから
分かりにくい!笑
昔よりはぜんぜん増えたんですけどね。
中休味食堂のファミマ交差点を入ったところです。
伝え方がローカルです。
入り口はこんな感じです
セリの朝は、駐車場も結構満車です
そして、おじいおばあが多いかと思ったら若い人も結構います
セリの後に購入した業者ごとに牛を区分けする場所です。
一頭数十万~数百万する牛を大量に購入していく業者さんを見ると
経済力を感じます。
ここがセリを見る場所です
一階は食堂になっていますが、昼近くになるとほぼ何も残っていません。。
朝が勝負です!
二階はセリを見れるスペースになっています。
ぱっと見は階段のみでした。
これがセリ市場の様子です
生産者が牛を引いて中央の場所に立つと電光掲示板の値札が動いていきます
ほんの数秒で数十万~数百万に値がつくのは初めてだとびっくりします。
私が覚えている限りだと初めて来たのは高校生ぐらいだったと思います。
おじいの牛を引いて立ったことが懐かしいです。
嫌がる牛を牛舎から出してセリ市場に連れて行くのは
正直かわいそうでしたが、これで祖父は生活し父を育ててくれたのだと思いました。
食卓に何気なく出てくる魚、肉、野菜もこうやって育てた人がいて
命を頂いているのだと農家や釣りをしていると実感します。
見えないと粗末にしがちな食べ物も、見えるとまた違った感覚になると思い
今回は子供たちも連れてセリ市場にきました。
親族が祖父の畜産を引き継いでいるので、今回は手伝いで行ってきましたが
子どもも定期的に連れてこようと思います。